数学で解く生物美

HOME > スタッフブログ > 数学で解く生物美
単細胞の藻類『ケイソウ』の模様が、オウムガイの殻などに見られる『対数らせん』構造になっている事を、大津市の元エンジニアと草津市の県立琵琶湖博物館学芸員が発見した。模様が、数学的に説明出来る事を証明したもので、生物学や数学といった分野をまたぐ、珍しい着眼点から生まれた成果であり、面白く意義深いものである。ケイソウの外殻部分に『胞紋』という六角形に近い微細な穴があり幾何学的な模様を作っている。胞紋の並びを計算した結果、殻の縁との角度が、常に60度で、数学的なパターンに従う独自の対数らせん状になっていることを突き止めた!