親知らずからips細胞

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産業技術総合研究所が、がんを誘発する遺伝子『cーMYC』を使わずに親知らずの細胞から万能細胞『人工多能性幹細胞』ipsを作ることに成功した。親知らずの細胞を使うと、皮膚の細胞からips細胞を作製するより100倍以上多く作れる事も判明した。ips細胞は京都大学の山中教授が発見した4種類の遺伝子を細胞に組み込んで作製するが、その中のcーMYCは細胞のがん化を引き起こす可能性が高いとされていて、他の3遺伝子だけでは、少量のips細胞しか作製出来ず課題となっていたが、親知らずの細胞を使用して、cーMYC以外の3遺伝子を組み込んだ所、30日後に、神経や心筋になるips細胞が出来た。これから色んな分野での応用が期待される!!