口が開きにくい、あごが痛いなどの症状が出る顎関節症は症状の軽いケースも含め、日本人の３～４割が経験するともいわれる。ここ数年は歯を削らずに、患者さんの癖を直す生活指導や、関節や筋肉のトレーニングによって症状を改善する手法が主流になってきた。特に２０歳から３０歳だいに多く見られる。原因としては、上と下の歯をつける、歯を食いしばる、歯ぎしりをする、頬づえをつく、電話の受話器を肩に挟む、うつぶせで寝る、つめや鉛筆をかむ、食べ物を片側の歯でかむ、姿勢が悪い、枕が高いなどがある。顎関節が痛み思い当たる事があれば歯科医に相談される事をお勧めします。